08/11/05 15:08:29
【断 大月隆寛】平和を愛する諸国民の「実効支配」
つまり、「実効支配」って言い張ればいいってことですね。早い話が居座り、居直り、
ゴリ押しの横紙破り、としか見えないんですが。竹島の話です。ほんとに、どうしてこういう
類の面倒ばかりあの方角で頻発するのか。そもそも、どうしてこの緯度この経度にわが
日本列島が存在するのか。国土の地政学的位置からして恨みたくなります。
かつて、敗戦後の焼け野原では力の強いものが勝手に縄張り囲って「実効支配」、
そうやってなしくずしに自分の土地にしていった、という伝説的な経緯を、それから六十
数年後、21世紀のこの時代になお現実にその手口ごと目の当たりにできるとは、まったく
貴重な同時代体験。歴史教育と歴史認識の、そして真の異文化理解のための生きた
教材ですね。ぜひ、学ばせていただきましょう。
よろしい、ならば戦争だ、と、にっこり笑ってタンカ切ってしまえるのなら、どれだけわかり
やすいか。たとえば、フォークランド紛争の時のイギリスみたいに。でも、そこまでの
手間と費用と犠牲を払ってまで「取り戻す」べきものかどうか、という「政治」も勘案して
しまうのは、こちとらがもう「オトナ」だからか、それとも単に「戦後」にキンタマ抜かれち
まってるからなのか。
そうこうしていたら、対馬まで「もとはうちの敷地だ」と言い出しかねない気配も。「平和を
愛する諸国民の公正と信義に信頼して」「オトナ」の顔ばかりしていて、わが国土と同胞の
安全と生存が本当にこの先、確保してゆけるものかどうか。「戦後」の終わりが明らかに
なってきた昨今、本腰入れて考えねばならない時期に、さしかかりつつあるようです。
(札幌国際大学教授)
ソース:産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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2008/11/05(水) 06:40:20