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【台北＝竹内誠一郎】中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会の陳雲林会長が初訪問した台北市内では３日、
７０００人規模と「国賓並み」（地元紙）の警備態勢が敷かれた。
宿泊先のホテル周辺では、陳会長の訪台に反対する野党・民進党支持者らと警官隊の小競り合いが散発するなど、
「歴史的訪問」は、ピリピリムードでスタートした。
陳会長は、同ホテルで台湾の海峡交流基金会の江丙坤理事長の出迎えを受けた後、記者団を前にスピーチ。「いと
しい台湾に降り立ち、台湾の人たちに、こんなにも近くで会えたことに興奮している」などと話し、江理事長と抱き合って
「友好ムード」を演出した。
これに対して、台北市内は、反中派デモ隊が警官隊とにらみ合うなど、終日緊張感が漂った。民進党は、同ホテル
に宿泊客として入り込んだ地方の市議４人が、バルコニーから「陳雲林は出て行け」と書かれた垂れ幕を掲げて排
除されたほか、立法院（国会）付近でも６日まで夜通しの座り込みデモを開始した。
ソース： 読売新聞 2008/11/03
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