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【上海=渡辺園子】上海市の韓正市長は2日の会見で、2010年の上海万博に向け、大気や
水質汚染の改善に約100億ドル(約9850億円)を投資すると述べた。世界的な金融危機の
影響については「上海経済への影響は避けられない。景気減速の傾向が出ている」と説明。
今後、新たなインフラ投資や低中所得者向け住宅の計画を打ち出す考えも示した。
100億ドルの環境改善投資は09―11年の3年間で実施。関連機器の納入などで日系など外資系
企業の商機が生まれるとみられる。上海市は民間企業への環境規制も強化。環境汚染が激しい
工場を対象に08―09年で合計1200の生産ラインを閉鎖するとしている。
上海市の1―9月期の域内総生産(GDP)成長率は10.1%。韓市長は「9月までは安定した発展
を維持した」としながらも「上海は既に世界市場の一部であり、金融危機の影響は不可避だ」と
説明。外需減退で市内の輸出型企業の一部に影響が出ていると述べた。
ソース:日経ネット (02日 23:16)
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