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キッシンジャー-周恩来会談(1971年10月22日北京)議事録和訳
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キ博士:私は日本からの多くの密使に会ったことがあります。しかし、誰が誰のため
にしゃべっているのかよく分かりません。
周博士:あなたも同じ経験をしていますね。
キ博士:彼らには共通する習性があります。帰国後に日本のプレスにしゃべってしま
うということです。あなたにもそういう経験はおありですか。
周首相:もちろんです。20年以上そういう経験をしています。しかし、彼らは一向に
やめません。(笑)そろそろ日本に関するあなたの見方をお聞きしたいですね。
キ博士:首相閣下、それでは我々の率直な評価をお伝えしましょう。米政府には統一
見解は存在しませんが、ここ何年かホワイトハウス内で支配的な見解をお伝えしま
す。よろしければ、私の習性に従って、哲学的なポイントから始めたいと思います。
まず、社会的な側面で中国と日本を比較することをお許しいただければ、中国社会に
は伝統的に普遍的な見地があるのに対して、日本社会は部族的な見地があると申し上
げたいと思います。
周首相:彼らの見地はより狭く、とても変わっています。彼らは島国人間なのです。
英国も同様ですね。
キ博士:日本と英国は違います。何故なら、日本は自分たちの社会が変わっていると
信じていて、何かを吸収するときは、自分たちの国の基本は残しつつ、うまく調節し
て吸収するようにしているからです。そのため、日本人は急激な変化に対応できる能
力があります。彼らは2、3年のうちに封建主義国家から帝国主義国家に変わってし
まいました。そして帝国主義国家から民主主義国家に生まれ変わったのは、たった
3ヶ月でした。(以下略)
周首相:そして今彼らは再び帝国主義国家に変じようとしています。