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▲ 最近1年間のウォン-ドル為替推移
韓米間300億ドル規模の通貨スワップが証券市場を含めた韓国金融相場にとってまさに希望の救世主に浮上した。
これにより、青瓦台イ・ドングァン、スポークスマンは「アメリカの4番目の贈り物」と絶賛、保守メディアは締結過程を詳
しく紹介しながら希望を話すのに忙しい。しかし、この通貨スワップ協定が成り立つようになった背景とこれからの見込
みをよく見れば、手放しで喜ぶ事ではない。
この協定は、アメリカが先に病気を与えて死ぬ直前に薬を渡す形だと言える。アメリカの不動産バブル崩壊とそれに関
連したサブプライム市場の没落が正しく金融梗塞の原因だ。負債が積み上がった巨大債務国家アメリカがいよいよ化
けの皮がはがれ、恐怖で青くなった金融機関は次から次へ資産を回収し始めたのが金融危機のすべてと言っても過
言ではない。
大韓民国も同じだ。（中略）極度の外国為替流動性枯渇に苦しんだし、全国民は高為替レートで苦痛に震えなければ
ならなかった。韓国政府のまずい対応にも大きな責任があるが、アメリカの信用不安が現在の危機の原因であること
は否定できない。その渦中にアメリカは先月30日までも通貨スワップ協定を結んでくれなかった。大韓民国がこんなに
窮地に追い込まれて結局、ドル貨幤表示資産を次から次へと売るしかない状況だった。
姜万洙(カン・マンス)長官がアメリカで説明した「リバース・スピルオーバー効果」は、結局私たちが死ぬ直前まで追い
つめられればアメリカ資産も無事ではないとの脅迫の上品な表現でもある。結局、大韓民国も300億ドル限度の通貨
スワップ協定を締結するに至った。既存のG10に新興国4ヶ国を追加しながら大韓民国も追加されたのだ。
アメリカは日本やEUに対しては無制限のスワップ協定を‘自発的に’提供した。もしスワップを提供しなかったら、日本
やヨーロッパは狂ったようにアメリカ国債を売り飛ばすこともできるので、このような状況が来れば全世界の金融相場
は共倒れ的状況になりかねない。アメリカのドル提供は当たり前なのだった。
大韓民国は30日前までもそのスワップラインの提供を受けられず、このように苦痛を受ける。そして今は、スワップを
受けるようになると、‘贈り物’、‘韓米協調’と言って感謝させていただいている。これまでの事情はそれとして国際金
融相場は相変らず危険千万だ。アメリカがまき散らした信用不安の種子は、全世界に輸出され、これによる崩壊リスク
のためアメリカは無制限にドルを振り撤いている。そのラインがすなわち韓国が締結したスワップラインだ。（中略）
結局アメリカ人たちの派手な消費生活と絢爛たる金融技法によって発生した危機に瀕し、全世界が苦痛を受けたにも
かかわらず、アメリカは一部の主要国家にだけ流動性を供給する方式で対応した。ここから除かれた国々は極甚な苦
痛を経験しなければならなかったし、不安が極度に達するとやっと追加スワップ協定を締結するに至った。そこに大韓
民国が挟まったのだ。
もし今回も大韓民国が含まれなかったらどんな事が起きただろうか？アメリカから認められた追加4ヶ国ではないとい
う判定が大韓民国に下されたら、まさに破産宣告に違いない状況が起きたはずだ。（後略）
ハ・スンジュ記者
ソース：デイリーサプライズ(韓国語) [分析]私たちは哀願して受けたし、日本には自発的に提供
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