08/10/31 10:20:00
「ハイテク産業の投資先として韓国ほどのところはない」。
欧州最大の電機電子メーカーの独シーメンスが下した結論だ。シーメンスは先月末、米国にあった
超音波事業部の半分以上を韓国に移転した。シーメンス韓国法人のジョセフ・メイリンガー代表は
「根性のある研究人材と手先の優れた生産人材、技術力の優秀なベンチャー型協力メーカーを求
められるところは韓国だけだとの判断をドイツ本社が下した」と明らかにした。
慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)ににあるテクノパーク産業団地に先月完工したシーメンス
メディカル超音波診断機器生産工場と研究所。28日に東大邱(トンデグ)駅から車で1時間ほど走
って着いたそこは、工場というより先端研究所のように周辺がすっきりしていた。
この会社のパク・スマン専務は、「超音波医療機器は手作業で作る。生命と直結する機器なので一
寸の誤差も許されない。米国の事業場でも工程が難しいと首を横に振ったが、優れた手先の技術
がある韓国の人材は難なく作り上げている」と話した。
シーメンスのクラウス・ハンブヘン超音波事業部社長は先月末の工場完工式に出席し、「浦項研究
所と生産工場に今後500億ウォン(約38億円)以上を追加で投資する。韓国を‘世界超音波医療機
器事業のハブ’に育てたい」との考えを示した。
シーメンスは2002年に初めて韓国でハイテク事業の超音波診断機器に投資した。ベンチャー企業
のプロソニックに資本参加する形式だった。その後ここで開発された優れた製品を見て、韓国内へ
の投資を増やし続けたという。
シーメンスは以後、米カリフォルニアに本拠を置いていた超音波事業部を韓国に移転し始めた。昨年
10月には国内にメディカル超音波事業部を発足させ、先月末には浦項に生産工場と研究所を完成
させた。現在は米国にあった超音波事業部全体の半分以上が韓国に移転した状態だ。また昨年末か
ら超音波事業部の売り上げのうち、韓国が占める割合も50%を超えている。
メイリンガー代表は、「韓国は米国や欧州、または中国やインドと比較にならない研究力・生産人材・
協力メーカーの3拍子がそろっている」と強調する。また、「韓国企業は投資が難しいというが、グロー
バル企業は韓国ほど競争力を持っているところはないと考えている」と話している。
URLリンク(japanese.joins.com)
中央日報 Joins.com
2008.10.31 10:01:18