08/10/29 16:46:12
◆<カバーストーリー>日本で韓国ウォン・米ドル買いブーム(1)(2)
日本円が「異常急騰」し、日本経済で珍しい現象が起きている。
ドルや韓国ウォンの‘買いだめ’、生活必需品の値下げが目立ち始めている。
28日、東京・銀座周辺には前日に続き各両替所に長蛇の列ができた。
主に中年の主婦やOLだ。 連日の急激な円高ドル安で、ドルを買う人が増えているのだ。
銀座付近の会社に通う柴菜子さん(23)は「冬休みにヨーロッパ旅行へ行くので、
今のうちにドルに両替しようと思って来た」とし「急激な円高で1カ月前の予想より費用は20%以上減りそうだ」と話した。
韓流俳優に会うためにソウル訪問を準備中という60歳代の女性は「円高で安くウォンが買えた」とし
買い物にきたついでに5万円を韓国ウォンに両替した。
両替所の関係者は「韓国ウォンが暴落したので、今のうちにウォンを買っておこうという人が増えている」と説明した。
日本全国でこうした「外貨大バーゲンセール」が行われ、ドルなど外貨不足現象が起きている。
両替所が集まっている新宿の両替所では、午前中にドルがなくなり、取引銀行から何とか50万円分を調達したが
10分も経たないうちに底をつき、両替営業を中止した。
こうした現象は東京・大阪・名古屋など大都市で始まり、全国的に広がっている。
三菱東京UFJなど大手銀行では財テクを狙った富裕層も集まっている。
都市銀行の関係者は「最近急落した株式市場から手を引いて現金化した金でドルを買っている」と説明した。
安くドルを買い、またドルが上がった時に売って為替差益を得るということだ。
イトーヨーカドー・セブンイレブン・ジャスコなど大型スーパーマーケットチェーンとコンビニエンスストアは
「円高還元セール」を始めた。 円高で輸入物価が下がったため、その分価格を割り引くということだ。
ジャスコを経営する大型流通グループイオンは牛肉・マグロなど食料品やワイン・毛布など
1000品目を来月1日から値下げするとこの日発表した。
大型スーパー「イトーヨーカドー」はすでに今月中旬からセールを始めている。
高級ミネラルウォーターやチーズなど輸入食料品や日用品など50品目の価格を最大30%引き下げた。
日本は7・8月連続で消費者物価が2.4%急騰し、「インフレ」が懸念されていた。
しかし最近の円高で輸入費用が低下し、流通業者が10-30%値下げしているのだ。
しかし光があれば陰もある。 急激な円高で日本企業は悲鳴をあげている。
輸出依存度が高いトヨタ・ソニー・パナソニック・東芝など日本代表企業の状況は深刻だ。
価格競争力が急速に墜落しているからだ。
近畿大学の飯島高雄教授(経済学)は
「三星(サムスン)電子・LG電子など韓国の企業と競争しているソニー・パナソニックなど情報技術(IT)企業は
円高のため矛と盾を捨てて戦うような局面になった」と話した。
日本製造業の底力である町工場さえも連鎖廃業の危機に直面している。
4700余りの零細中小企業が集まる東京大田区で板金加工業をしている太陽技術研究所は
今月に入って仕事が半分に減った。
この工場を運営する染谷勝孝さんは「来月は仕事がほとんどない。不安を越えて恐怖を感じている」と語った。
ソース:中央日報 2008.10.29 15:47:14
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