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【韓国】一線退いた日本人技術者、中小企業で大活躍[10/29] - 暇つぶし2ch1:インコマン( ・Θ・)φ ★
08/10/29 15:26:14
小型モーターや減速機の製造を手掛けるGGMは今年5月、すでに退職した日本人技術者Aさん(78)を顧問としてスカウト
した。西部電気工業を定年退職したAさんは、わずか5カ月間で製品の寿命を5%伸ばし、生産性を3%引き上げた。会社
の関係者は「このままいけば、年間8000万ウォン(約533万円)程度のコスト削減効果が期待でき、削減幅はさらに拡大
するだろう」と(話している。同社は、日本人顧問のノウハウをベースに新製品の開発を手掛けており、これをベースに2010
年ごろには20億ウォン(約1億3000万円)の売り上げ増加を期待している。

このところ、日本人技術者をスカウトする中小企業が増えている。韓国よりも技術力に優れた日本の部品・素材分野のノウ
ハウを、製品設計や生産技術の開発、品質管理に生かし、生産性を高めていくためだ。

油圧機器メーカー「コペック・エンジニアリング」は、1カ月に1億ウォン(約670万円)相当の油圧バルブを日本やドイツから
輸入し、今年4月にスカウトした日本人技術者(70)の指導の下で開発に成功。輸入コストの10分の1にも満たないコストで
生産している。

また、自動車部品を生産するY社の場合、日本人技術者(58)の指導によって工程を改善した結果、作業のスピードが2倍
近く速まり、原材料の在庫が33%減った。プラスチック射出成形機メーカー「ウジン・セレックス」のキム・イクファン社長は
「日本人技術者のおかげで試行錯誤しなくても済むようになった」と話している。

中小企業が日本人技術者をスカウトしようとする場合、現職よりも比較的アプローチしやすい退職者がターゲットとなるケース
が多い。1947-49年に生まれた約700万人の戦後のベビーブーム世代、いわゆる「団塊世代」が、昨年から一挙に定年退職
しており、多くの優秀な人材が有り余っている。団塊世代は日本の製造業のいわば根幹を成している。韓国銀行も最近提出
した「対日貿易の逆調が固定化している原因と今後の政策課題」と題する報告書で、「技術競争力の強化に向け団塊世代の
技術者をスカウトする必要性がある」と明らかにした。

造船機械資材メーカー「太陽機電」のパク・ソクベ社長は「これまで輸入に頼ってきた船舶用小型精密バルブを、日本人技術
者のおかげで独自開発することができた。追加でほかの分野の技術者のスカウトも検討している」と話している。

一線を退いた日本人技術者一人を雇用するためのコストは、年俸や住宅、乗用車などを含め、8000万-1億ウォン(約533万
-666万円)だという。

これについて、韓日産業技術協力財団の関係者は、「すでに退職した日本人技術者は“お金”よりも仕事をすることにやり甲斐
を感じている傾向がある」という。

ソース: 朝鮮日報 2008/10/29
URLリンク(www.chosunonline.com)

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