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曇徴
どんちょう
高句麗からの渡来僧。生没年不詳。《日本書紀》によると,
610年(推古18)高句麗の嬰陽王が法定とともに朝廷に貢上した。
よく彩色(絵具),紙,墨をつくり,あわせて碾磑(てんがい∥
みずうす)を製作した。製紙技術はすでに中国あるいは朝鮮から
伝えられていたとみられ,曇徴はさらに良質の紙の製法をもた
らしたのであろう。水力を利用した臼はこのときに始まるという。
また五経に通じた。《聖徳太子伝暦》には法隆寺に住したとある。
八木 充
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