08/10/27 19:33:26 Zi9GA+EQ
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サムライ債500億円債務不履行 アイスランド最大手銀
アイスランドの最大手銀行で同国政府に事実上国有化されている
カウプシング銀行が発行した円建て外債(サムライ債)500億円が27日、債務不履行(デフォルト)になった。
この日は20日から遅れていた利払いの猶予期限だったが、支払われなかった。
カウプシングは06年10月以降、4回にわたって計780億円のサムライ債を発行しており、
デフォルトになったのは初回の500億円(3年もの、表面利率年1.8%)。
主に日本の機関投資家や企業などに販売された。
カウプシングはサブプライム問題に端を発する金融危機のあおりで資金繰りに行き詰まり、9日に事実上国有化された。
サムライ債は、海外の政府や企業などが日本国内で募集し、円建てで発行する債券の通称。
96年の規制緩和で、原則として発行体の信用にかかわらず発行できるようになった。
高利回りの低格付け債でも円建てで投資できるため、低金利が続く日本では個人にも人気があった。
経営破綻(はたん)した米大手証券リーマン・ブラザーズのサムライ債1950億円もデフォルトとなり、
買っていた日本の地方銀行などに損失が発生。
02年にデフォルトに陥ったアルゼンチン政府のサムライ債の場合、
国債という安心感から日本の約3万の個人や公的団体などが買っていて混乱した。
大手証券アナリストは「サムライ債の選別が厳しくなり、金融機関による発行は止まるだろう」とみている。