08/10/25 21:04:51
北朝鮮が、タイ・プーケット島に朝鮮料理専門のレストランを開業する計画を進めていることが判明した。東南アジア各地に
朝鮮料理店を相次いで展開している北朝鮮。いずれの店舗も国家が育成した“美女軍団”による歌や踊りがウリで、人気は
上々という。世界的リゾート、プーケットでの標的は「日韓の男性観光客」(韓国治安当局)。朝鮮料理店の進出は、財政難に
苦しむ北朝鮮の新たな外貨獲得手段になるのか。各国情報当局の注目が集まっている。
■入念な市場調査…派遣女性の選定も完了
「出店に関与している組織の動静を監視中だ。今のところ、場所や開店の時期、店舗の規模などは明らかにできない」
北朝鮮レストランのプーケット進出を探る韓国筋は声を潜めた。ただ、概要についてたずねると、少しずつ説明を始めた。
「営業スタイルは、朝鮮料理を出し、北朝鮮女性による踊りと歌、楽器演奏に簡単な給仕サービスなどだ。基本的には、
東南アジアで展開している他店舗を踏襲(とうしゆう)したものだが、プーケットについては、日韓の男性観光客をターゲットと
していることは間違いなく、かなりの外貨獲得を見込んでいるようだ…」
プーケット島は、タイの本土から伸びるマレー半島西側のアンダマン海に浮かぶ。「真珠」と称される島の大きさは南北
約50キロ、東西約21キロで、出雲市とほぼ同規模。(中略)
タイ政府観光庁によると、2006年の1年間だけで、約9万5000人の日本人観光客が訪れている。一方、韓国人は倍の
約18万人が訪れた。
(中略)
北朝鮮レストランの特徴は、料理以外に行われるショーだ。
実際に東南アジア各地の店舗で食事をしたことがある日本人男性によると、「女性従業員は美女ぞろいでショーもなかなか
のものだが、料理が高い」。
バンコク・パタナカーンの「平壌館」では、最も高い魚料理が1200バーツ(約3400円)。プルコギ(焼き肉)は日本円で
約1000円。一般的な町の食堂では100バーツ(約290円)で満腹になるというタイでは、「値段設定はかなり高く、明らかに
観光客ねらい」という。
だが、この男性によれば、「生演奏に合わせた踊りや歌、店によっては中国雑伎団のような軽業から、ポール・モーリヤの曲
に合わせてのマジックショーまで見せるところもある。韓国人のツアーの定期コースにも組み込まれていて、予約は数日先まで
びっしりと埋まっている」とのこと。
■接待要員は「代表級美女」…交際申し込む男性客も
この男性は、英語での会話が弾んだ女性従業員から、退店間際に「平壌に帰ったらメールをするから」と、しつこくメール
アドレスを聴かれたという。
男性は結局アドレスを教えなかったが、韓国人の男性観光客の中には、女性従業員の肩を抱き寄せて迫り、従業員が
「困ります」とまゆをひそめる姿も散見されるという。
こうした現実に韓国情報筋は「金大中・元大統領が太陽(融和)政策を始める前であれば、『ハニー・トラップ(色仕掛け工作)』
を疑う男性も多かったが、最近では同胞意識と外見やしぐさの清純さで、警戒心を抱く韓国人男性はいない。滞在中に同じ店に
通い詰め、真剣に交際を申し込む男性までいる」とあきれ顔だ。
同筋によれば、彼女らは工作員ではないが、基本的に平壌出身で、海外での接待要員を養成する旅行専門学校や音楽大学
などを卒業。北朝鮮の国家観光総局などから派遣されて平均2年間赴任する。期間中、休日は1カ月に1日で、本国から
送り込まれた指導員の厳しい監視の下で不自由な生活を余儀なくされる。
派遣されるのは、容姿端麗で思想的にも、家庭的にも、勤務地で亡命する可能性がまったくない女性の中からえりすぐられた
「国家代表級美女」だという。
韓国筋は「プーケットに計画中の店は、韓国人のほか、大量にやってくる日本人観光客もターゲットに入る。日本語を話す
従業員も送り込まれることになるだろうが、日本人男性に対して、外貨獲得以上の抱き込み工作なども行われる可能性がある」
と話している。
ソース(MSN産経ニュース) ※ソース元に写真あり
URLリンク(sankei.jp.msn.com)