08/10/25 09:36:26
原題:“IMFの緊急融資制度重視”
中国で行われているASEM=アジア・ヨーロッパ首脳会議は、金融危機の影響を受ける国々に対し、
IMF=国際通貨基金の緊急融資制度が果たす役割を重視することなどを盛り込んだ特別声明を、
日本時間の25日未明発表しました。
北京で24日始まった首脳会議には、アジアとヨーロッパの43か国の首脳らが出席し、
金融危機の克服に向けた特別声明を採択しました。声明では、国際社会に対して、
金融市場を安定化させ経済成長を促進するために効果的で実施が可能な
経済政策を取ることを要請するとしています。
そのうえで、世界的な金融危機のあおりでヨーロッパの一部の国で財政が破たんするおそれが出ていることなどを受け、
IMFの緊急融資制度が重要な役割を果たす、と指摘しています。
このほか、金融危機を解決するためには、サブプライムローンなどが組み込まれた複雑な金融商品を
適切に規制することが不可欠で、金融機関に対する監督のあり方を改善していくことでも一致しました。
声明では、会議の参加国がこうした認識を共有したうえで、来月ワシントンで開かれる
国際金融サミットの開催について支持するとしています。
会議の中で麻生総理大臣は、発展途上国に対する支援が重要で、
日本はIMFを中心に資金協力していく用意があることをあらためて表明しました。
首脳会議は25日も全体会合が行われ、食糧価格の高騰や北朝鮮情勢などについて議論が交わされたあと、
議長を務める中国の温家宝首相やフランスのサルコジ大統領らが記者会見し、成果を発表することになっています
ソース:NHK
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