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10月24日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は新興市場国の経済崩壊を
回避するため、加盟各国の出資額に対して最大5倍まで融資する前例のない方針を
検討している。
IMFはいわゆるハードカレンシー(主要国通貨)建て融資の供与を検討している。
期間は3-6カ月で、融資を受ける国に政策変更は求めない。事情に詳しいIMF
関係者2人が明らかにした。加盟国は出資額の500%まで借り入れることができる。
日米欧の中央銀行は短期金融市場の安定に向けてドル資金の無制限融資で
合意しているが、新興市場国の中銀は除外されている。金融危機の影響が世界経済
に広がっており、新興市場国の国債プレミアムは6年ぶりの高水準に上昇している。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのエコノミスト、ウィン・シン氏は「IMFからの短期融資枠
は発展途上国に非常に役立つはずで、IMFは金融危機の解決で中心的な役割を担う
ことになる」と指摘した。
韓国の出資額は44億ドルで、このプログラムの下では最大218億ドルの融資を
受けることができる。メキシコは最大235億ドル、ブラジルは226億ドル、ポーランドは
100億ドルの融資をそれぞれ獲得できる可能性がある。
ブルームバーグ
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