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かつて中国政財界を牛耳っていた「赤い資本家」の子供たちが外国為替取引で危機に直面している。
中国最大の投資会社、中信集団(CITICグループ)の香港子会社、中信泰富(CITICパシフィック)の栄智健
会長は20日、会社の責任者2人が承認なく外国為替投資を行った末に会社に155億香港ドル(約1950億円)
の損失を与えたとして、投資家に謝罪した。栄会長は中国の故栄毅仁・元国家副主席の息子だ。
同社の株価は21日に55%暴落した後、22日にも25%続落し、4.91香港ドルまで値下がりした。問題の為替
差損分に加え、株式時価総額の低下により、わずか3日間で4000億円以上が吹っ飛んだ格好だ。
栄会長によると、中信泰富は年末まで1豪ドル=0.87米ドル、1ユーロ=1.44米ドルで為替予約を入れていたが、
米ドル高で豪ドルが0.70米ドル、ユーロが1.35米ドルまで上昇し、巨額の損失が出たという。この状況は韓国の
中小企業に大きな被害を与えた通貨オプション取引に似ている。
栄会長は20日、事態の責任を取って会長を辞任すると発表したが、娘の栄明方氏(34)にも責任論が飛び火した。
22日付香港紙・蘋果日報は、資金担当理事だった栄明方氏も今回の事態に深く関与していたが、処分は賃金カット
にとどまりバランスを欠くと報じた。
栄会長は中国の「綿紡績王」として知られる栄徳生氏の孫で、1993年から98年まで中国の国家副主席を務めた
栄毅仁氏の息子に当たり、2005年にはフォーブス誌で中国最高の富豪に選ばれた。父の栄毅仁氏は1949年に
中国で共産党政権が成立した際にも逃げずに共産党を積極支援し、当時の陳毅副首相から「赤い資本家」という
ニックネームを付けられたことで知られる。
ソース:朝鮮日報
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