08/10/22 19:04:33
>>1続き
--こうした連帯は中国の反発を招くのでは。
「連帯の運用によって変わるだろう。反中国の性格を帯びてはいけない。
中国も韓国と日本が同じ民主国家として共通の利益があるということを認めなければならない」
--日本には過去に自国が起こした戦争に対する罪の意識(war guilt)がなく、韓国・日本の連帯を妨げる主要原因の一つとなる。ドイツと違うが、なぜそうなのか。
「ドイツでは執権勢力の交代があったが、日本の場合、帝国主義時代の官僚がほとんど自分の領域を守った。
日本では過去の歴史はまだ解決されていない政治的な問題だ。罪の意識を持っているのは左派だが、それは少数だ」
--韓国と日本の政治的な未来は。
「韓国政治のほうが元気だ。韓国政治の未来が明るいのは政党間で政権をやり取りしているからだ。
1970年代に世界の人々は儒教文化を取り上げながら、韓国で民主主義が達成されるにはさらに数十年かかると考えていた。
しかし韓国は民主化された。日本は政治的に枠にはまった現状を維持している。本当の権力移動がないばかりか、官僚の力が非常に強い」
--韓半島の統一についてはどう考えているか。
「統一は北朝鮮政権の崩壊で急激に進むだろう。統一は韓国一国では耐えられない。
日本・中国・米国の協力が必要だ。韓国内部では、日本と米国が韓半島統一を望んでいないという見解がある。
米国と日本が望むのは地域の安定と安保を脅かさない‘秩序ある’韓半島統一だ。統一自体は望まないわけではない。現状維持を望むのは中国だ」
--誰が次期米大統領に当選するのが韓国に有利か。
「誰になろうと、韓米関係や朝米関係に特別な政策上の変化はないと思う。
両候補の政策の間には修辞的な差があるだけだ。オバマ氏が当選した場合、米国のイメージが韓国内で改善されると考える。マケイン氏はより強硬に見えるが、これもやはり修辞的なものだろう」
以上
(ひとりごと:世界の100大知性といっても、歴史を知らんとこの程度か(ボソッ