08/10/22 01:01:04
★マイクロソフトの「黒い画面」は最大のハッカー行為
マイクロソフトは10月20日から中国で、ウインドウズXPとオフィスの海賊版一掃措置を始めた。
この措置により海賊版を使っているユーザたちのパソコンは、1時間ごとに画面が黒くなり、
絶えず「海賊版を使っている」という表示が画面に現れる。この措置はユーザーの中で論議を
呼んでおり、北京の董正偉弁護士は、マイクロソフトが多くの法律に触れていることを理由に
公安部に告発した。
ユーザたちの反応は様々だ。「マイクロソフトが自分のパソコンの画面を黒くするからには、
自由に私たちのパソコンに入ることができ、ひいてはコントロールすることができるのは
プライバシーの侵害だ」という人もいれば、正規版の値段が高すぎて一般のユーザたちは
受け入れることができないという人もいる。またマイクロソフトが自社の技術を生かして海賊版
を取り締まるのは、理解できると支持する人もかなりいる。
北京中銀弁護士事務所の董正偉弁護士は、マイクロソフトの措置はユーザのプライバシーを
侵害し、情報の安全を脅かす最大のハッカー行為として、公安部に告発し刑事責任を求めた。
董正偉弁護士は取材に対し以下のように答えている。
「マイクロソフトはすでに、『番茄花園』などの海賊版の生産と販売拠点の取り締まりにより補償金
をもらっており、ユーザを攻撃するべきではない。『物権法』や『契約法』『独占禁止法』などの規定
により、ユーザが市場からソフトを購入してインストールした以上、パソコンの全ての財産所有権は
ユーザのものだ。ユーザのパソコンには、プライベートな情報や商業機密、ひいては国家機密が
ある可能性もある。しかしマイクロソフトの、自らの独占的な地位を利用して、ユーザの許可を得ず
に勝手にユーザのパソコンに侵入するという行為は、公民のプライバシーの権利や情報の安全、
商業機密、国家機密を脅かしている」
「『刑法』の規定によると、パソコンの情報システムを削除、改ざん、干渉などしてパソコンが正常に
使用できなくなった場合は、『パソコン情報システムの破壊罪』」や「違法なパソコンの情報システム
への侵入罪」が問われる。マイクロソフトは、インターネットを利用してユーザのパソコンに侵入し
情報システムを正常に使えなくしたり、重要な情報を破壊したりする恐れがあり、情報の安全性を
脅かしてユーザをあわてさせている。そのためこの行為は一種のハッカー行為である」
(「チャイナネット」2008年10月21日)
URLリンク(japanese.china.org.cn)
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