08/10/20 17:06:34
■パロディー「日米首脳をオークション」
中国新聞社が運営する電子掲示板の中新網社区（中新ネット・コミュニティー）にこのほど、国際政治の
有名人の写真を使ったパロディーが掲載された。まず「やり玉」にあげられたのは、日本の小泉純一郎元首相だ。
【関連写真】
URLﾘﾝｸ(news.searchina.ne.jp)
同投稿のタイトルは「ネット・ユーザーが世界の指導者をおちょくる」。合成されたものを含め、「でっち上げた」
セリフ入りの写真26枚で構成されている。
■買い手がつかない小泉元首相
ストーリーは、国連のアナン前事務総長がまず、「これから、世界の小姐（シァオヂエ＝お姉さん＝）のオークション
を始めます」と宣言。2枚目に登場するのは小泉元首相の頭部をチャイナドレス姿の女性につけた、合成写真。
「ほしがる人はいないだろうな。それでは、1米ドルから開始」（アナン前総長）、「1ドルなら出すぜ。ゼニはいっぱ
いある」（オサマ・ビンラディン氏）、「私はおりた」（ラムズフェルト前米国防長官）、「そんなのに1ドルも出せるか？
冗談だろ」（クリントン前米大統領）、「私もおりた」（メージャー前英首相）などと続く。
結局は「3ドルで何とかしてくださいよ」と、アナン総長に頼みこまれたパウエル前米国務長官が、「苦渋の表情」
で落札する。
■メージャー英首相がブッシュ大統領に「ご執心」
次に登場するのは「ビキニ姿」のブッシュ米大統領。こちらは5ドルからオークションが始まるが、メージャー前英首
相とラムズフェルト前米国防長官の競り合いになる。クリントン前大統領は「こいつらは、おもしろいなあ。見物だ」と
高笑い。意外な「ご執心」ぶりのメージャー前首相が100ドルをつけると、ラムズフェルト前国防長官は「そんなに高
い値を？ 私はおりた」と諦める。
他愛のないパロディーだが、中国人によると中国での外国の政治家観がよく反映されているという。まず、パロ
ディなどで「やり玉」にあげられるのは、ほとんどが米大統領と日本の首相。両国への関心の高さのためだが、両方
が登場する場合、日米の首脳の「格」には圧倒的な差がつけられることが普通だ。
■いまだに強烈な小泉首相への「悪感情」
また中国で、「自らの政治信念」として靖国神社への参拝を繰り返した小泉元首相に対する「悪感情」は、
現在でも極めて強い。逆に、中国で評価が高かった福田康夫前首相を「ネタ」にするパロディーは「見た記憶がな
い」という。
中国での日本の首相に対する評価は、歴史問題への対応に大きく左右されるが、実際には中国共産党・
政府の世論誘導の影響が大きいとされる。小泉首相への「反感」も、在任当時の中国政府の強い主張が、
庶民の間に定着してり、「おちょくる」ことで溜飲を下げた格好だ。（編集担当：如月隼人）
ソース：サーチナ
URLﾘﾝｸ(news.searchina.ne.jp)