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★新大久保駅転落事故から7年 忘れない 2人の勇気
二〇〇一年一月、新宿区のJR新大久保駅で線路に転落した男性を助けようとして亡くなった韓国人留学生
李秀賢(イ・スヒョン)さん=当時(26)=とカメラマン関根史郎さん=同(47)=をしのぶチャリティー
コンサートが来月一日、豊島区の豊島公会堂で開かれる。事故から七年余り。主催する在日韓国人歌手の
白玉仙(ペク・オクソン)さん(76)は、「年月とともに記憶が薄れるのはしょうがないけど、事故を風化させては
いけない」と話す。 (比護正史)
白さんは同駅近くでカラオケパブを経営し、事故後に「新大久保悲歌(エレジー)」を作詞した。
曲のテープを送ったのがきっかけで交流を続ける李さんの両親を当日、招待する。
五歳で来日した白さんはデビュー曲「38度線の母」を初披露した一九七八年から、日韓親善を訴える
コンサートを自費で開いており、今回は五十回目の節目のステージでもある。
白さんは、四五年三月の東京大空襲で自宅が焼失し終戦までに三回転居したが、先々で空襲を受け、
小学校を卒業できなかった。
しかし、終戦後に担任だった日本人の男性教諭が訪ねてきて「成績が良いのでもったいない」と話し、
編入先の中学校を見つけてくれたという。
「戦後の混乱の中、よく探し出してくれた。ありがたくてずっと忘れられない」。自身は「母譲りの楽観的な
性格なので差別を感じたことはない」と話すが、この原体験が日韓親善コンサートを続ける支えとなった。
四十五回目まで無料だったコンサートは、事故後は追悼の意味を込めてチャリティーに変更。これまで
約八十万円を李さんの両親が設立した、日本語を学ぶアジア就学生対象の「LSHアジア奨学基金」に
寄付している。
当日のステージ衣装は、白と黒のチマ・チョゴリだ。韓国で冠婚葬祭時に着る白と、日本の喪服の黒。
白さんは「二人への弔意と、両国の親善を表しているのです」と話す。
(写真)「日韓友好の懸け橋となった2人の勇気を忘れてはいけない」と話す白玉仙さん=新宿区大久保で
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(東京新聞 2008年10月17日)
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