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最近2~3年の間に韓国の短期外債導入の窓口が米国と日本から中国に移った、という話は金融界でた
くさん流れた話だ。しかし実体を把握することは容易ではなく、統計も作成されていない。
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アメリカ発の金融危機で最近、一部の金融機関などで短期外債の危険性を把握するため、地域別でこ
れらの数値を把握した。その結果、短期外債で中国系の比重が2~3年の間に急激に増加し、最近50%を
越えたことが明らかになった。短期外債のうち、中国を含む中国系資金が50%を越すことは、韓国の中
国に対する輸出入の比重が高い状況でまた他のリスク要因ではないか、と言う分析が出ている。
特に最近、中国の証券市場が暴落し、外国資本などが離脱する状況で短期外債に対する中国の回収可
能性などが憂慮されている。
●どうして日本から中国系に移って行ったのか?
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都市銀行のある関係者は「中国で短期外債を多量にかき集めた時点は2005年前後で、世界最大銀行で
ある中国工商銀行が企業公開をした前後。全世界の投資資金が中国に入って行ったから、当然中国を
中心にして流れ出るしかなく、私たち金融機関と企業がお金を引き出すようになったのだろう」と説
明する。中国との貿易が大きくなったことも一つの理由だ。韓国の対中国輸出の比重は2002年14.6%か
ら2007年21.1%と5%近く成長した。輸入は2002年11.4%から17.7%にもっと大きく拡がった。
この過程で貿易信用場を開設するなど、短期資金を借り入れる可能性も出てくる。中国、香港、シン
ガポールなどは韓国のような時間帯に、ヨーロッパや中東、中南米のように私たちと時差が発生する
国よりドルを求める気持ち強いという点も一つの理由だ。日本の場合、外為危機直前の韓国に貸して
くれた債券を回収するなど「近くて遠い国」のように行動したことが、日本からの借り入れを回避し
たという分析もある。日本での短期借り入れ比重は2002年9.5%から2007年末6.7%に減った。
●中国系に集中して危険はないのか?
最近、国際金融相場で信用梗塞が持続して金融相場に悪い噂が出回った。中国が韓国の短期借り入れ
に対して満期延長を拒否して韓国の危機を助長しているというのだ。しかし、事情通の外為関系者に
従えば、それは誤って伝えられた側面が多い。彼は「世界的な信用危機の中で、アメリカやイギリス
の銀行も自国の銀行とお互いに信頼をせずに資金を回さない状況。中国から借りた短期外債の満期延
長が難しいことはそれを思えば当たり前なことだ」と述べた。
ある関系者は最近、中国での満期延長が難しいのは、中国政府がドル流出防止措置を取ったことが原
因かもしれないと指摘する。中国政府は今年の3月まで国内銀行の短期外債残額を2006年に割り当てた
残額の30%以内に縮小し、2009年3月まで今年末残額の5%を追加縮小するなど措置を下した。
ムン・ソヤン記者
ソース:ソウル新聞(韓国語)[岐路に立った世界金融]韓国資本中依存大丈夫か
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