08/10/13 08:33:59
ブラジルなどの新興国へ投資
国民年金公団が新興市場の株式に投資を行った結果、4億5000万ドル(約455億円)の損失が発生
したしたことが明らかになった。
国会保健福祉委員会に所属するハンナラ党の孫淑美(ソン・スクミ)議員は12日、「昨年8月27日か
ら国民年金公団は世界の新興市場に総額で19億2652億ドル(約1947億円)を投資したが、今年9月
末現在で23.4%の損失を記録し、およそ4億5133万ドル(約456億3500万円)を失ったことがわかった」
「国別ではブラジルに最も多い3億3539万ドル(約339億1200万円)を投資し、その27%に当たる9138
万ドル(約92億4000万円)を失った」と明らかにした。
孫議員は「年金公団は海外の債権や株式に投資を行う際、すべてAIGやモルガン・スタンレーなど
に委託して運用を行っている。これらの企業にはここ1年で198万ドル(約2億円)の報酬を支払ったが
、同じ期間にこれらの企業はまったく収益をもたらさなかった」とも語った。
またハンナラ党の元喜睦(ウォン・ヒモク)議員は「国民年金公団が提出した資料によると、1989年
から2008年5月末までに国民年金の受給権が発生した人の中で、実際に年金を請求せず受け取る
事の無かった人の数は6317人に達する。彼らが支払った総額は311億2500万ウォン(約22億6700億
円)で、1人当たりに換算するとおよそ492万ウォン(約35万8000円だ)だ」と明らかにした。
一方「年金公団は今年8月までに受給権を失った人たちに1100億ウォン(約80億円)の年金を誤っ
て支給したが、この中で返済されていない額は126億ウォン(約9億2000万円)に達する」とハンナラ
党の李愛珠(イ・エジュ)議員が明らかにした。
さらにハンナラ党の林斗成(イム・ドゥソン)議員は「今年7月の時点で国民年金の保険料を滞納し
ている事業場数は30万4000カ所、滞納額は1兆2814億ウォン(約933億3700万円)に達する。国民年
金を滞納した事業場は2005年には22万3000カ所の1兆302億ウォン(約754億6900万円)、06年は25
万9000カ所の1兆1452億ウォン(約838億9300万円)、07年は28万4000カ所の1兆2303億ウォン
(約901億2700万円)と引き続き増加を続けている。滞納の額も件数も増加しているのは企業の経営
難が原因だ」と指摘した。
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