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金融工学でノーベル賞(1977):マイロン・ショールズ博士
このショールズ博士が、金融派生商品、デリバティブの価値を決定するブラックーショールズ方程式の発明者の一人で、いわば、訳の分らない金融商品が次々と生み出された理論的元祖とでも言うべき方です。
良く知りませんが、微分方程式やモンテカルロ法などを使って、リスクを最小限にして儲ける金融商品の組み合わせを考える手法なのでしょう。
これが、米国が世界中から投資ファンドを通してドルを稼いだ基本図式の根底の手法です。
リーマン・ブラザーズはやりすぎただけというウォールストリートの声は紹介しましたが、どこも手口は同じだと思います。
ショールズ博士は、ご自身もヘッジファンドの創設者で投資ビジネスを行っています。
英文ウィキペディアに博士の投資活動も詳しく掲載されています。
URLリンク(en.wikipedia.org)
その理論と手法のおかげで、はじめは年率40%のリターンを記録したそうです。頭脳の勝利です。ところが1997年のアジアの金融危機、
1998年ロシアの金融危機で、わずか4ヶ月でおよそ5000億円の損失を蒙り、投資産業におけるもっとも有名なリスク・ポテンシャルの代表例になったそうです。