08/10/09 23:25:19 /uQUPvBg
日本の場合、古代の昔から日本語を使い続けてきた。
英国のように古代はケルト語を話していたが大陸から次々と侵略されて現代の英語が形成されたが
それは16世紀ごろの事で英語はフランス語などの外来語が多い。
島国である英国ですらそうなのだからヨーロッパ大陸諸国はラテン語すら廃れてしまった。
だから大なり小なり外来語が母国語となっている。
アメリカ人の場合はイギリスからの移民を除けば英語は先祖伝来の言葉ではなく、韓国から移民してきたチョ・スンヒのように
両親は母国語を話し、子供達から英語を使い始めている。
だからアメリカ人にとっては英語は母国語になりきってはおらず、アメリカの風土と英語とは何の関係もない。
英語と風土とが一番馴染んでいるのは、やはり英国であろう。
500年余り使い続ければ風土や意識や身体感覚に結びついた言葉になる。
英語がファンタジー大国であり数々の童話が作られているのは
母国語として英語が体にしみこんでいるからだ。
日本はそのような英国を上回るファンタジー大国であり、
日本ほど古くからの昔話や童話が残っている国はないだろう。
それは昔から日本人は日本語を使い続けてきたからであり、
ほとんどの国は国家の興亡と共に国語も昔話も童話も消え去ってしまった。
このように見ればアメリカの英語は単なる記号言語であり、
僅かな言葉で「暗黙のニュアンスを伝える」といった文化レベルには達していない。
だから同じ英語を話すイギリス人とアメリカ人とでは発音に関して意識が異なるのであり、
アメリカ人にとっては英語は意味が伝わればいいのであり、
イギリス人にとっての英語は情念まで伝える言葉であり、だから発音にも厳格だ。
日本においてもビジネスでは標準語を使っている人が家庭に戻ればお国の言葉を使うように、気持ちを伝えるには標準語ではなくお国言葉でないと伝わらない。
だから英語を標準語に例えれば母国語はお国言葉なのだ。
宮崎県知事選挙でそのまんま東が宮崎弁で演説したのに、
官僚出身の候補者が標準語では選挙民の心はつかめない。