08/10/10 03:21:43 +rdurnKx
始皇帝が文字を統一したとき、
漢字が東アジアの歴史を照らし始め、
漢字文明圏が決定づけられる。
やがて大陸(中国)の変動に呼応する形で、
平仮名(日本)、ハングル(朝鮮)、チューノム(越南)
が生まれ、それぞれの文化の枠組みが形成されてゆく。
漢字は東アジアの各自の文化の源となり、
各々が異なる文字をもちいているものの、
その派生の源は漢字であり、
思考力の源点も漢字です。
漢字を排除すると深い思考ができません。
以上、書家・京都精華大学教授の石川 九楊
「漢字がつくった東アジア」より。