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「欧州は中国に学べ」、最大紙が報道―スペイン
2008年10月2日、新華網によると、スペインの最大紙「エル・パイス」が9月28日、
「世界経済フォーラム閉幕、ヨーロッパは中国に学ぶ点が多々ある」との記事を掲載した。
天津で開催された世界経済フォーラム「夏季ダボス会議」で、各国から集まった政治家や
専門家が、ブッシュ大統領の出した市場救済策について議論を行ったが、救済策を
支持しているのは全体の約半数で、その多くがアメリカとEUからの出席者。一方、
救済策に反対する見方には、短期的な問題の解決にはなるかもしれないものの、
アジアのように長期的な対応が必要だとする意見が多かったという。
フォーラムで注目を集めたのは、中国の温家宝首相の行った開幕の挨拶。
温首相は中国の改革開放政策30年の歴史を振り返り、中国が市場の開放
と自由化を進めたことで、対外貿易額が世界の8%を占めるに至ったと述べた。
経済の自由化、グローバル化は、EU各国にとって経済成長と雇用問題解決に
不可欠で、中国のように消費者を引きつけ、競争力が持てればEUの国々は
さらなる成長と問題解決を図ることができるとの見方が出ている。
EU各国にとって、中国はマイナスイメージばかりが先行しているが、中国の成長は
安価な労働力にばかり頼ったものではなく、市場の開放、自由化、グローバル化を
進めた結果であり、ヨーロッパは中国に学ぶ点が数多くあると、同紙は指摘している。
(翻訳・編集/岡田)
ソース:レコードチャイナ 2008-10-03 16:36:26 配信
URLリンク(www.recordchina.co.jp)