08/10/01 10:42:06
ソース:朝鮮日報(ハングル記事を記者が翻訳)
URLリンク(news.chosun.com)
鴨緑江河口の中国国境都市単燈で”人間サファリ”が人気だと30日国民日報が報道した。
人間サファリとは北朝鮮軍人や住民たちへタバコやお金、そして食べ物を投げ与えた後に
それを彼らが拾う様を楽しむという観光である。報道によれば食糧難で困窮している北朝鮮
の住民たちへ観光客が哀れんで食べ物を投げて与えていることは既に知れ渡っている
との事。
問題は商売に聡い中国人たちが北朝鮮の住民をまるで野生動物のように扱う非人間的な
行為を観光商品として扱った点だ。朝鮮族の案内員は人間サファリが今年初めに韓国の
メディアで紹介されるや一隻で足りていた観光船が遊覧船5,6船に増えるほど人気を
呼んでいると伝えている。
観光場所は単燈から車で20分程の距離にある虎山長城の裏手。虎山長城は中国が
高句麗時代に泊灼城があった場所に新たに城を築いて'万里の長城東端基点'という碑石
を建て中国の歴史として編入した東北工程の代表的構造物である。
鴨緑江にある虎山村の渡し場から船に乗り支流の川を進むと去年北朝鮮が国境に設置した
鉄條網が現れた。中国人たちが一歩跨と呼ぶ場所で、一歩跨げば中国と北朝鮮の国境を
行き交うことができるという意味だ。
現場を見回すと取材陣より先に北朝鮮側に接岸した遊覧船では、中国人の案内人が食物
を投げ置くと急いで船に乗りこんだ。するとまだ幼い顔つきの北朝鮮兵士が鉄條網を越えて
やって来ると、一言二言対話を交わしてビニール袋を持ち茂みの中へと消えた。
中国人観光客の何人はこれを見てくすくすと笑い、中国人案内員はまるで偉業でも達成
したかのように自慢げにしていた。
朝鮮族案内人によると「最近では韓国人観光客らも好奇心のためかよく人間サファリは
どこで見れるのかと尋ねてくることがあり、泣けてくる。」と語ったと新聞は伝えている。