08/09/30 23:51:49
金正日総書記の健康状態が注目される中、北朝鮮は寧辺の核関連施設の再稼働に向けた動きを加速させている。
米中央情報局(CIA)の元東アジア部長で、約20年にわたり北朝鮮分析を担当したアーサー・ブラウン氏(57)は
産経新聞と会見し、「金正日氏は元の執務状態には戻れない」とする一方、「北朝鮮はすでに核弾頭の小型化に
成功している」と述べ、強い懸念を表明した。一問一答は次の通り。(久保田るり子、犬塚陽介)
--金正日総書記の病状は
「深刻な脳卒中で左側にマヒが残った。手術をやったかどうかはわからない。ある報告は『やった』とあり、別の
報告は『やっていない』とある。北朝鮮は中国に連絡し中国は北朝鮮に医者を送ったが、1日か2日かかったため
、病状が悪化した。元の執務状態には戻れない。しかしダメージの程度は不明だ。5人の中国人医師と2人のフラ
ンス人医師が担当した。6カ月は危ない状況が続く」
--米国は「ポスト金正日」についてどう、分析しているか
「まだ『ポスト金正日』という段階ではない。80%の回復で彼が(執権を)続けるかもしれない。皆、(各国とも)同
じようなことを考えている。もし彼(金総書記)が死亡したらどうなるのか。3人の息子の一人が継ぐのか、集団指
導体制になるのか、(第4夫人といわれる)金玉氏や義弟の張成沢氏が実権を握るのか。いずれにしても実際に
はわからない。向こうがまだ、決めていないからだ。分析は推測だ」
--「ポスト金正日」で北朝鮮が改革開放に向かう可能性は?
「金総書記が生きている間に改革開放はない。むしろ強硬になるだろう。自信を持って表に出せる後継者がいな
い段階で解放政策には向かわないだろう」
--金総書記の健康問題で北朝鮮の核管理の不透明に懸念が高まっているが
「金総書記が生きているか死んでいるかとは関係なく、(CIAは北朝鮮による)核拡散があると考えている。長期
的な計画として(北朝鮮が核兵器を売却することは)あると考えている」
--米ブッシュ政権の6カ国協議についての評価は
「結果は出ない。北朝鮮は核を放棄するつもりは全くないからだ。6カ国協議は幻想だ。(6カ国協議が)始まる
前から情報当局はそのように考えていた。政府(ホワイトハウス)がどう考えていたかは私には言えないが、1950
年代からの北朝鮮の核開発の歴史をみれば金正日総書記が核爆弾を捨てる意志も証拠もない」
--CIAは核実験(2006年10月)を予測していた?
「私は2005年5月に『1年以内に核実験を行う』との分析を発表した。4カ月間違ったが(笑)。なぜなら、核の歴
史、彼らの言葉から(実験は)自然な流れだった。金正日総書記は異常な男ではない」
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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MSN産経ニュース
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