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(写真=8月8日夜の北京五輪大会の開幕式の様子)
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29日付中国新聞社電によると、韓国政府は北京五輪大会の前後に急速に高まったと
される中国での「嫌韓感情」に危機感を持ち、このほど北京大学の学生などを対象に
聞き取り調査を行った。中国の伝統的文化を認めず、多くを「自国のもの」と主張する
として、韓国人を嫌いな人が多いことが分かったという。
調査を実施したのは韓国国防省に属する韓国国防研究院。北京大学の学生100人と
清華大学教授など専門家12人を調査した。
調査では、韓国が中国の「文化財産権」を認めないことを不満と回答する意見が
目立った。具体的例としては、中国で始まった端午の祭りが、韓国に伝わる
「江凌端午祭」としてユネスコの世界無形遺産に登録されたことや、ソウル大学の教授
が「漢字は朝鮮民族が発明した」との学説を発表し、同国政府に韓国の文化として
世界遺産申請を求めたなどと報道されたことも、反発の原因になった。
また回答者の多くは、「韓国人は中国に偏見を持っている」、「中国の大きな変化を
理解せず、他国の体制に対して非寛容だ」などと述べたという。韓国のテレビ局、SBS
が北京五輪の開会式の様子を事前に放送したことにも「中国にとっての100年に1度の
大イベントに冷や水を浴びせかけたに等しい」との意見があった。
韓国国防研究院の関係者は、「北京五輪前後に噴出した嫌韓感情だが、今回の調査
にもとづき、(韓国側が)適切な対応をすれば、『禍転じて福となす』ことができるかも
しれない」と、中国での対韓感情の改善に期待を示した。
ソース:サーチナ・中国情報局
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