08/09/29 07:37:26
アメリカ人に会うと初めは日本人かときかれる。違うと言うと中国人かとまたきかれるが、それでも
首を横に振れば、その時に韓国人ということが分かる。
アメリカのどこでも見られる日本や中国のレストランに比べて、韓国料理店が主に韓人タウンにある
ことだけ見ても、アメリカ社会の韓国に対する認知度が中国や日本に比べて落ちることが分かる。成
功した海外同胞事業家の中には、日本レストランを経営する人が多い。他国で一生懸命生きて行くそ
の姿には賛辞を惜しまないが、時々レストランに入る私たちにまで「イラッシャイマセー」と日本語
であいさつされると気持ちは良くない。
それでも町内のやや小さいレストランは、すぐに韓国人と分かって親切にキムチをサービスしてくれ
るが、大型チェーンで運営される日本レストランの場合は、同胞であることを確かに分かっていても、
従業員はできるだけ韓国語を使わないようにする。バイト学生に見える1.5世や2世の彼らにとって、
英語がより楽であることは分かるが、ちょっとさびしい気がする。
また韓国人は日本製自動車を好む。故障が少なくて、中古車の値段が高いという長所のためだ。韓人
タウンのどこへ行っても、日本製自動車が駐車していることを見れば、経済観念と歴史的正義感の間
には、どんな関連もないのかと疑問でもある。こちらの韓人社会にも歴史を正しく立てようと叫ぶ
「抗日」団体に人が多く、従軍慰安婦問題や独島(日本名:竹島)所有権問題が頭をもたげる度に声
を高めるからだ。
韓人タウンと日本タウン、中国タウンが区分されて形成されたロサンゼルスに比べ、私の住むサンデ
ィエゴは一つのショッピング・モールの中に各国の商店が一緒に店を出している。文化と情緒が似て
いる東洋3国の人々は、頻繁にお互いの商店を利用しながら生きているのだ。ファンシー・グッズを
売る「マルカイ」日本マーケットのレジには、我が国の田舍商店のおばさんによく似たウェーブヘア
の女性が疲れた表情で立っていて、その場所に陳列された品物はあまり珍しくもない。たまに韓国産
の品物も見えて、和製プラスチック生活用品はあまりすごく見えない。我が国の主婦が和製炊飯器を
好んだ時代もあったが、これからはもはや日本製品が私たちのものより先に行かない、ということが
分かる。
韓国マーケットにも日本製品が陳列されているのは同じで、こちらではお互いに混じって生きて行く
ことに慣れている。それでも独島所有権問題を思えば、日本に対する敵対感は簡単には消えない。日
本車に乗って日本レストランを経営する韓国人たち、アモーレ(訳注:韓国の大手化粧品会社)より
資生堂化粧品を好む女性たち。たまに混乱する。私も燃費がよい日本車に乗っているから誰を咎める
こともできない。別々に起きる正義感と経済感の間で真正な国威宣揚とは何なのか、常に悩ましい問題だ。
URLリンク(www.kukinews.com)
▲パク・ギョンスク在米作家
ソース:クッキーニュース(韓国語)[暮しながら愛して―パク・ギョンスク]独島と資生堂
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★1の立った時間:2008/09/28(日) 21:38:05