08/09/25 10:49:54
日本の総合格闘技「DREAM」で最高の話題は当然、 秋山成勲(=韓国名:秋成勲、33)だ。そん
な秋山が次の対戦相手に日本の柔道スター、吉田秀彦(39)を指名し、格闘技界が騒がしくなって
いる。
秋山はこの日の試合後、「年末には吉田さんとやりたい。自分にとっては越えるべき大きな山。後輩
の挑戦を受けてくれると信じる」と挑戦状をたたきつけた。各界の最高選手が集まった総合格闘技で
先輩と後輩の概念を求めるのは難しい。しかし吉田は柔道の先輩であるため、秋山は公開挑戦状を
出しながらも礼儀を尽くした。
正統性を問うなら吉田が一枚上だ。吉田は1992年のバルセロナオリンピックの柔道78キロ級で
金メダルを取り、2000年まで日本の国家代表を務めた日本の純血エリートだ。DREAMの前身に
当たるプライドに所属していたころから柔道着を着て戦い、柔道宗主国の勢いを示した。半面、秋山
は2004年にアテネ五輪の日本代表選抜戦で脱落し、総合格闘技に転向した。さらに秋山は韓国
国籍を放棄して2001年に日本国籍を取得しただけに、日本のファンには吉田と比較する対象では
ない。このため秋山の公開挑戦は日本のファンの見方では不敬罪とみなされる。格闘技選手として
全盛期を迎える秋山が40を前にした先輩を圧迫する格好だ。しかし秋山は日本国内のヒールのイ
メージをあえて拒否せずにいる。ヤジを受けても吉田を越えれば自分が最高になるという点を活用
する作戦だ。
秋山と吉田の対決のためには解決すべき課題がある。体重差(秋山85キログラム、吉田100キロ
グラム)は秋山が受け止める部分だが、吉田がDREAMのライバル団体である「戦極」の所属であ
る点が障害だ。DREAMと戦極は、昨年初めに格闘技団体のプライドが解散した後に受け皿として
発足した団体で、双方がそれぞれ選手層を確保して独自に大会を開くライバル関係を形成してい
る。
ただ、DREAMの笹原圭一プロデューサーは、日本の「スポーツ報知」とのインタビューで、「ファン
が望む対戦を提供することが選手と運営者の役割だ。ファンの声を聞くためにアンケート調査をや
りたい」と話しており、ビッグマッチ実現の可能性は残されている。
URLリンク(japanese.joins.com)