08/09/23 15:02:31
大手乳製品メーカーの粉ミルクに有害物質メラミンが混入していた中国で22日、食品の安全管理を担当する国家品質監督
検査検疫総局の李長江総局長が辞任した。
事実上の更迭とみられている。後任には国務院の王勇副秘書長が任命された。
世界保健機関(WHO)の中国代表は、中国が13億人の人口を抱えていることから、被害者がさらに増加する可能性を指摘
した。衛生省の21日発表によると、汚染粉ミルクを飲んだ1万3000人の乳幼児が入院し、4万人が外来治療を受けた。死者は
少なくとも4人報告されている。
香港でも21日に3歳女児が腎臓結石と診断され、22日には4歳男児が同様の症状を示していることが報告された。
台湾と日本、シンガポール、マレーシアなどの各国政府が中国からの乳製品輸入を禁止し、こうした措置に踏み切った国は
10カ国にのぼった。シンガポール当局は、中国製乳製品3種類からメラミンの痕跡が検出されたと発表し、ミルクキャンディー
「大白兎乳糖」などの回収を指示。マレーシアでも中国製乳製品の輸入が差し止められ、何千トンもの粉ミルクが回収された。
ソース(CNN) URLリンク(www.cnn.co.jp)