08/09/23 13:56:41
今年7月、経費節減などの理由で駅の自動改札を突然中断したコレイル(韓国鉄道公社)が、増加する無
賃乗車と盗難犯罪を減らすのに苦心している。
自動改札運営中断で年間数億円の経費が減り、鉄道乗客たちも楽だという反応だが、列車内への無断
進入が可能になって新しい悩みが生じたのだ。自動改札機は2004年、KTXの運行と共に同年7月から運
営されて来た。
20日コレイルによれば去年の無賃乗車客は週単位で平均1千526人と集計されたが、自動改札を中断し
た7月以後は2千390人で864人増加した。これは今年に入って自動改札中断直前までの週間平均2千
131人と比べても259人が増加した数値だ。
無賃乗車客取り締まりは現在17支社で170人が週2回以上列車に乗ったり、列車自動改札機で不定期点
検を通じて取り締まっている。コレイル関係者は「自動改札を中断して一番憂慮した部分であるだけ
に、6月から毎週無賃乗車客数を集計して推移を見守っている。自動改札機の前での混雑は改善したが
無賃客は増えて悩んでいる」と述べた。
さらに列車内の盗難事件も発生件数2006年27件、去年32件で今年に入って8月までにすでに27件を記録
中だ。特に無窮花(ムグンファ)号の場合、2006年14件、2007年17件で今年は8月まで20件を記録、列
車内の盗難事件が増加傾向だ。KTXは順方向と逆方向が見合う形で比較的盗難発生件数が少ない方。
これによってコレイルは無賃乗車客減少のために、女性乗務員の無賃取り締まりで、実積の10%をイン
センティブとして与える方案を用意、政府も今月14日から鉄道公安に対して鉄道駅と列車内の各種犯
罪に対して直接捜査できる権限まで与えた。
コレイルがこのように無賃乗車と盗難犯罪増加を覚悟してまで自動改札中断に踏み切った最大の理由
は経費節減のため。自動改札機の耐久年限は5年なので開通5年目に入ると故障が多く発生、維持・補
修だけで年間1億~2億ウォンの費用がかかり、入れ替え又は運営中断が不可避だったというのだ。
さらに乗車券も既存のマグネチック・ストライプ(MS方式)から航空券のようにプリント紙に切り替える
予定なのでこのような自動ゲートの必要性がなくなったという。現在ドイツ・フランス・スペイン・
イタリアなどヨーロッパ先進国家でも自動改札を中断して開放型鉄道駅を運営中だ。
コレイル関係者は「乗車券が運賃受領証式に切り替えられる場合、一枚当たり20ウォンだった乗車券
費用が半分程度に減って、観光商品の場合、多様な情報を載せることができるし、乗換駅表示も可能
だ。無賃乗車と盗難犯罪も開放型鉄道駅施行以後、初期に現われる現象でこれから改善すると見られ
る」と述べた。
ソース:釜山日報(韓国語)無賃・泥棒にコレイル頭痛
URLリンク(www.busanilbo.com)
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