08/09/17 07:53:29
ソース:ネイバーニュース(ハングル記事を記者が翻訳。配信元はSBS)
URLリンク(news.naver.com)
<アンカー>
このところ精神病院で患者らが脱走する事件が相次いで発生しています。夜間では病院
にも医師や看護婦がおらず突発的状況にまともに対処することができないとの指摘です。
ハンジヨン記者です。
<記者>
去る13日夜、慶北霊徳のある病院でアルコール中毒患者20人が集団脱走しました。
11人はすぐに捕まって入院措置となりましたが9人は未だ行方がはっきりしていません。
一昨日(14日)の夜には京畿道安山にある精神科医院でアルコール中毒患者5人が脱走
する際に1人が死亡する事故が起こっています。
患者らは事実上病院に閉じこめられた状態でアルコール中毒の入院治療を受けることに
対し不満を抱いており、病院関係者が少ない夜間に脱走を試みました。
しかし当時病院には助務師や保護司が2~3人程度いただけ。患者に入院治療の必要性
を説明し、これらの不満を鎮めることができる医者や看護婦はいなかったのです。
[南丁県/漢陽大神経精神科教授]
「今度の事態の問題は小さな医院などで患者たちの面倒をよく見られる専門家が休日や
夜間に勤務をしていないという事実なのです。」
現行医療法では夜間当直医療関係者数を入院患者200人未満の場合、医者1人に看護婦
2人を置くようにとなっているが、これは精神病院・医院などでは診療に差し支えがなければ
この基準で良いと許容されているのです。
これは当直医師を二人置けるほど医師数が十分でない現状を勘案したからです。
こうして見ると突発的状況が起きても物理的に阻むだけでも困難であるのに、応急措置まで
はとても手が回りません。
[精神医療院関係者]
「それは方法がないですね。例えば患者が30人がいるのに、保護司が10人だから3対1で
やりあうことになるのです。 手におえると思いますか? できないでしょう。」
専門家らは精神科の患者らは夜間にも注意深く面倒を見なければならない特性があるので
当直体系に対する改善とこれに対する国家の支援が至急だと指摘しています。