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世界のテレビ市場でサムスン電子とソニーが、大型テレビに続き中・小型テレビ市場攻略のため本格的
な攻勢を展開している。これまで世界の薄型テレビ市場は、サムスンやソニーが強い大型(40型以上)
市場と中堅企業が活躍する中・小型(30型以下)市場に分かれていた。しかし最近、サムスン、ソニーの
攻勢で中堅企業のシェアが大幅に下がり、世界のテレビ市場に大きな変化が起きている。
市場調査企業のアイサプライは15日、今年第2四半期に北米の30‐34型LCD(液晶表示装置)テレビ市場
で、サムスンがシェア17.6%で第1位、ソニーは12.8%で第2位となったことを明らかにした。昨年同期の両
社の30‐34インチLCDテレビ市場でのシェアは、サムスンが8.5%で第4位、ソニーは4%で第10位に過ぎな
かった。
一方、「クジラのけんかに巻き込まれたエビ」のように、中堅企業の占有率は大幅に下落した。昨年第2四
半期にはシェア17.3%で第1位だった米国のテレビメーカー、ビジオはわずか1年で11.3%まで落とし、6位
となった。シンタックス・ブリリアンなどほかのテレビメーカーも、占有率が低下した。
30型台のテレビ市場にサムスンやソニーが攻勢をかけているのは、この市場が急速に拡大しているから
だ。特に米国市場の場合、来年2月に米国がアナログテレビ放送を終了しデジタルテレビ放送に転換する
ため、消費者は価格の安い中型・小型デジタルLCDテレビに目を向けている。アイサプライによれば、今年
第2四半期のLCDテレビ市場における30型台の製品の比重は、34.1%に達している。
これにより、サムスンとソニーはLCDテレビの全分野で第1位を争うことになる見込みだ。今のところ、競争
ではサムスンが優位に立っている。サムスン電子は米国で40型の大型LCDテレビ市場でも、今年4月以降
ソニーを占有率で10%ほど上回っている。サムスン電子の朴鍾佑(パク・ジョンウ)デジタルメディア総括社
長は今月初め、ドイツで開催された家電展示会IFAで「ソニーの挑戦に自信あり」と答えている。
白承宰(ペク・スンジェ)記者
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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
2008/09/16 08:01:31