08/09/13 22:27:10
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(ハンギョレ)半年ぶりにソウルへ来た。5日間の短い滞留だ。訪韓の第一目的は出版社担当編集者と
翻訳者に会う事だ。今3種の私の新本の刊行準備が進行している。二番目の目的は「仲直りという暴
力」と言うタイトルの講演をするためだ。
「仲直り」という美名の下、被害者に妥協と屈服を強要する談論の「暴力」は世界的な現象として展
開されている。奴隷制道、植民地支配、侵略戦争などの被害者たち(主に第3世界の民衆)が真実解明、
責任者処罰、補償を要求する動きが世界各地で激しくなると、いわゆる先進国(昔の植民地宗主国)は
大きく反発した。
そんな中、目立ちやすいのは露骨な帝国主義イデオロギーをそのまま繰り返す右派や極右派談論だ。
しかし、どのような意味でもそれ以上に目に余るのがリベラルといった先進国マジョリティー(多数・
主流)の談論だ。彼らは口では「道義的責任」を認めながらも決して「法的責任」を認めようとは思わ
ない。そして初めは暗に、最後は高圧的に被害者の要求が非現実的な課題であることを示唆し、仲直
りを妨げているのは被害者の方の無知と非常識、恨みだと主張する。
こんな談論は先進国国民としての既得権を守り、自分を正当化しようとする希望が裏面にある。韓国
ではあまり注目されなかったようだが、朴裕河(パク・ユハ)氏の本『和解のために』の日本版が去
年、大仏次郎論壇賞という権威ある賞を受けた後、日本マジョリティーの少なくない部分が「遂に待
ちに待った声を聞くことができるようになった」と歓迎している現象は、たったいま話したことと同
じ文脈で理解しなければならない。
このような「仲直りという暴力」には徹底的に抵抗しなければならない。ただ、そんな場合、私たち
が直ちにしなければならない事は、韓国という一国家に閉じこめられた国家主義的ナショナリズムで
はなく、全世界の被害者たちとの連帯に開かれた反植民地主義という原点だ。
こんな話をしたが、聴衆に正確に伝わったかはよく分からない。一般的な韓国人が私が述べた日本マ
ジョリティーの精神構造を想像するのは容易ではないだろう。どうしても別に詳しく論じなければな
らないことだと思う。
(後略)
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ディアスポラの目/徐京植(ソ キョンシク)東京経済大学准教授
ソース:(韓国語)妥協強要する‘仲直り’の暴力性
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