08/09/06 02:32:42
台湾映画にさらなるグッドニュース NHKが「orz boyz!」の日本での版権を購入
---
台湾映画「海角七號」(*1)が大ヒットとなっているが、
もう一つの注目作「☆男孩」(*2、以下英題の「orz boyz!」で表記)にも
いいニュースが舞い込んできた。
過去10年間に台湾映画の購入が無かった日本のNHKが、「orz boyz!」の日本での版権を
購入し、劇中の主人公の少年2人を演じた李冠毅と潘親御を東京に招いて
映画ファンらに紹介する予定だという。
今週末から上映される「orz boyz!」のタイトルは、
ネット上のスラングである「orz」、「☆rz」(*2)に由来しており、
これには「五体投地して感服する」「私負けましたわ」などの意味を含んでいる。(*3)
映画は楊雅喆が監督、ベテラン俳優の李烈が制作を担当し、李冠毅、潘親御、梅芳が主演した。
映画は、風変わりな芸術家の父と一緒に住む12歳の阿堯(アー・ヤオ)と、
薬草店の女性の世話になっている10歳の克里斯(クリス)の日々を描いている。
2人は同年齢の子供たちよりも早熟で、いつも自由奔放な考えを頭に巡らせていた。
そして、学校でいちばん可愛い女子生徒をお互いに狙っていた。
笑いの中に涙あり。試写の後、映画の評価は高まり、楊雅喆監督は
2008年の台北フィルムフェスティバルで最優秀監督賞を受賞した。
これまで台湾映画のテーマが比較的重々しく、ずっしりとしたものだったため
かつては非常に台湾映画を重視していた日本のNHKがしだいに関心を失い、
10年にわたって台湾映画の版権を買っていなかった。
しかし「orz boyz!」の映画会社は今日、この作品が人を笑わせそして感動を与える作品だとして
NHKの幹部の非常に厳しい審査過程でも思いのほかスムーズに通過し、
高い金額であっという間に日本での版権の契約に合意したと発表した。
このほか映画会社では、日本はアニメーションの世界で頂点に立つ国で、
アニメーションへの要求が非常に高いが、この映画の中でのアニメーションを
見た後にも賞賛の声があったと語っている。
映画のアニメーションを担当した王登鈺は興奮気味に、
「台湾のアニメーションもとうとうトップレベルに達することができそうだ」と語った。
多くの映画ファンもまた、この作品のアニメーションは日本やアメリカのアニメーションとは
一味違った特徴を持ち、完全な台湾風だと考えている。
「orz boyz!」はNHKの愛顧を受けたが、このほかにもドイツのミュンヘンや
アメリカのサンフランシスコといった映画祭に参加するほか、
近いうちに韓国やスウェーデンなどに遠征し、高評価を得たいと考えている。
(09/04 16:57)
★ ソースは、聯合報 [台湾] とか。(一次ソースは、中央通訊社 [台湾] とか。)
URLリンク(www.udn.com) (中国語・繁体字)
★ 訳註。
(*1) 英題は「Cape No.7」。8月22日に台湾で公開された魏徳聖監督の映画。
中孝介や田中千絵といった日本人も出演。
12日間で2,000万元のヒット作になり、第81回アカデミー賞外国映画部門の台湾代表に選ばれる。
オフィシャルブログは、URLリンク(cape7.pixnet.net)
(*2) ☆は、「くにがまえ」の中に「ハ」「ロ」を縦に並べた感じ。9月5日に台湾で公開。
監督は、楊雅喆。英題は「orz boyz!」
オフィシャルブログは、URLリンク(www.wretch.cc) (音注意。)
(*3) ほぼ原文まま。