10/06/04 18:30:49 2Z/RWrM7
だが、してもいないことをしていないとする「悪魔の証明」ほど難しいものは
ないこともまた事実である。小沢氏が疑惑を晴らすべく、「説明責任」を果た
すのはもちろんであるが、さすがに毎週の記者会見でそれを語り、東京地検の
取調べにも応じ、マスコミからの批判が一年以上も続くとなると、それ以上い
ったい何があるのか、と考えるのも無理なからぬことではある。
一方で、今回、官房機密費を受け取ったと疑惑をかけられたマスコミ人たちは
安泰だった。少なくとも、年間14億2千万円もの税金を原資とするカネの一
部が、報道機関への「賄賂」として使われていたという「大疑獄事件」にもか
かわらず、同業者のマスコミから追及されることも、「説明責任」を果たせと
いう声も一切起こらなかったからだ。
単純に比較すれば、その「原資」が公金であるかどうかということも、その
「金額」の多寡も、後者のマスコミ人の罪の方がずっと大きいように思うの
は私だけだろうか。
私は、小沢氏への追及を止めろと言っているのではない。国民の代弁者として
、テレビ・新聞で「説明責任」を叫ぶ者であるならば、自らの疑惑への「説明
責任」もまた率先して話すのが筋だと言っているだけに過ぎない。綺麗ごとを
並べるのならば、当然に、自らの襟も正すべきなのだと言いたいだけなのだ。