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■ポルノ映画「レンタルお姉さん」配給差し止め申し立て
引きこもりの若者らの支援事業「レンタルお姉さん」を展開する
NPO法人「ニュースタート事務局」(千葉県浦安市)が、
「レンタルお姉さんの名称をポルノ映画に使われた」として、
映画配給会社「新日本映像」(東京)を相手取り、不正競争防止法などに基づいて
配給差し止めなどを求める仮処分を8日、東京地裁に申し立てた。
同事務局によると、レンタルお姉さんは、引きこもりや不登校の若者宅を
女性スタッフが訪れ、一緒に外出するなどして社会復帰を支える活動。
1998年に始まり、現在は男性スタッフの「レンタルお兄さん」も含め、
全国に約50人いる。これまで若者ら約1000人を支援しており、
2007年に「レンタルお姉さん」の名称を商標登録した。
申立書によると、映画は「レンタルお姉さん 欲望家政婦」というタイトルで、
06年以降、全国で上映。同事務局はレンタルお姉さんの
良好なイメージが損なわれたと主張している。
申し立て後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見したレンタルお姉さんの
吉田寛子さん(26)は「私も引きこもりだったので、人とつながる喜びを伝えたいと
真剣に取り組んできた。全力でこの名前を守りたい」と話した。
新日本映像の話「申立書が届き次第、内容を精査して対応したい」
(2009年7月8日19時34分 読売新聞)