09/02/12 17:30:01 tikO22vL
>>90より
◇オバマ戦略に痛手
中東和平を重要課題に掲げるオバマ米政権にとって、イスラエル総選挙での右派勢力の
躍進は大きな痛手だ。和平の停滞が長引けばオバマ政権が目指すイスラム世界との
和解も遠のくことになるだけに、米紙ワシントン・ポストは「米政権にとって大きな
頭痛の種になる」との専門家の見解を伝えた。
民主党政権は、ネタニヤフ元首相に対して苦い思い出がある。
93年、当時のクリントン大統領は、イスラエルの中道左派・労働党政権を率いた
ラビン首相(当時)と、パレスチナ解放機構のアラファト議長(同)を仲介し、歴史的な
パレスチナ暫定自治合意(オスロ合意)に導いた。
だが、95年のラビン氏暗殺後、96年に首相に就任したネタニヤフ氏は、和平交渉に
消極的な姿勢を隠さなかった。クリントン大統領と性格的にも合わず、和平交渉は失速、停滞した。
一方、カディマ党首のリブニ外相は和平交渉の進展には積極的で、ワシントン・ポストは
「米国の交渉担当者はリブニ氏を望んでいた」と分析している。対パレスチナ強硬派の
台頭を受けて、オバマ政権は出だしから、手探りの外交を迫られることになる。
(続く)