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大麻支持にアンチ銀行、小党乱立のイスラエル選挙
2009年02月10日 16:44 発信地:エルサレム/イスラエル
URLリンク(www.afpbb.com)
【2月10日 AFP】イスラエルで10日に実施される総選挙に向け、イスラエル政界には各党の
思惑が入り乱れるが、こうしたなか、緑の葉(Green Leaf)党の公約は明快そのもの。麻薬の合法化だ。
イスラエルでは、大麻の保持および吸引は違法で、違反した場合、最大3年の禁固刑に処せられる。
しかし、緑の葉党は、イスラエル建国の父、ダビド・ベングリオン(David Ben Gurion)初代首相の
墓石に、コメディアンでもあるギル・コパッチ(Gil Kopatch)党首が腰掛け、巨大なジョイント
(紙巻大麻)をくゆらせながら、「ダビド、この国に100万人もの大麻常習者がいることを、
君は知っていたかい?」と語るテレビ広告など、数々の挑発的な広告で物議を醸してきた。
大麻支持者による弱小政党にすぎなかった緑の葉党にとって、イスラエル国会の120議席の
うち1議席を得ることさえ、これまでは「幻覚」にしかすぎなかった。
だが、このほどナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の生存者の権利向上を
求める小政党と合併し、イスラエル政界史上、最も奇抜な連立政党「ホロコースト生存者と
成人の緑の葉」党が誕生。議席獲得も夢ではなくなった。
(続く)