09/02/16 12:29:28 cf6A15OD
>>179より
村上さんは英語で演説し、ガザ攻撃について「1000人以上が死亡し、その多くは
非武装の子供やお年寄りだった」と言及し、事実上イスラエル軍の過剰攻撃を批判。
日本国内で受賞拒否を求める声が挙がったと説明するとともに、「私は沈黙するのではなく
(現地に来て)話すことを選んだ」と述べた。
そのうえで村上さんは、人間を殻のもろい「卵」に例える一方、イスラエル軍の戦車や
白リン弾、イスラム原理主義組織ハマスのロケット弾など双方の武器や、それらを使う
体制を「壁」と表現。「私たちは皆、壁に直面した卵だ。しかし、壁は私たちが作り出したので
あり、制御しなければならない」と述べて命の尊さを訴えた。
イスラエルでは「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」など村上さんの作品11冊がヘブライ語に
翻訳されており、抜群の人気と知名度がある。「ねじまき鳥クロニクル」を愛読するという
女性会社員イラ・グロスさん(31)は「村上作品の主人公は常に真の愛を追求したり、
孤独からの逃げ場を探したりして共感できる」と絶賛した。
一方、演説を聴いたイスラエル人男性からは「エルサレムまで来て賞を受けながら
イスラエル批判をするのは納得いかない」との不満の声も漏れた。