09/02/10 16:41:31 yv7hWcbc
>>14より
URLリンク(www.memri.org)
※18 シリア、カタール、トルコのようなスンニ国家やハマスのようなスンニ勢力が、
シーア派イランの枢軸に加わるにはさまざまな思惑がある。シリアは、アラブ世界における
立場がアラブ文明と汎アラブ思想の揺籃の地であるという自己認識とずれており、
イラン枢軸を中東における自己の地位を高めるための枠組とみる。更に、政治的
生残りの考慮が参加上の動機にもなっているのであろう。レバノンの元首相
ハリリ(Rafiq Al-Hariri)暗殺の科で国際法廷で有罪判決をうける恐れがあり、
シリアはイランと組めば、この裁判でイランの支援をうけられると期待している
(スーダンの大統領バシル(Omar Al-Bashir)をアラブ諸国が支援したように)。
2009年1月6日付MEMRI I&A No.490「地域戦略ブロックの形成を目指すシリア、トルコ、イラン」を参照。
URLリンク(www.memri.org)
カタールも同じようにイラン枢軸を中東における地位向上の足掛りと考え、アラビア半島に
おけるサウジの支配権に挑戦する手掛りとみなす。カタールの首長サーニ
(Emir Hamad bin khalifa Al-Thani)は、露骨にサウジアラビアに反対する人物である。
サウジは、父に反旗をひるがえした1995年のクーデターで本人を支持しなかった。
米空軍が持つ中東最大の航空基地はカタールにあり、そのカタールはイスラエルと
関係を有する。カタールの首長はバランスをとるため、アルジャジーラTVを使う。
アラブ・ムスリム世界をカバーするこのテレビで、アラブ諸政権とアメリカを攻撃し、
グローバルジハード組織、抵抗のイデオロギィー、ナセル主義の汎アラブイデオロギーを支持する。
(続く)