09/02/13 12:28:19 eXGYPLCi
>>113より
危険な状況にさらされたことによる心理的影響
安全な場所がなく、ガザ地区が封鎖されていることによって国外避難することもできなかった
ために、誰もが危険にさらされた。2000年に開始されたMSFの心理社会プログラムの
コーディネーターであるアンジェルス・マイラルは語る。「今回の爆撃と戦闘の心理的影響を
評価するには、時期尚早です。現在のところ、現地住民が経験した危険が非常に
深刻だったことを考えれば、心理的影響がみられるのは当然のことです。」「悪夢、
不眠症、体重減少、過敏性、集中力の低下、過剰覚醒もしくは、頭痛や胃痛のような、
心身に表れた病気の兆候がストレスの強かった時期に続いてしばしばみられます。
もしこれらのサインが1カ月以上続くようであれば、これらは心的外傷後ストレス障害
(PTSD)もしくは別な心理傷害の症状ということが考えられます。心理ケアはこれらの
反応が一過性ではない病気の症状となることを避けるために必要となります。」
ガザ地区心理療法のチームに精神科医1名が加わった。チームは従来通り1人あたり
2~3ヵ月にわたる短期間のセラピーセッションを続ける一方で、ここ数週間で
様々な事態に遭遇したパレスチナの医療従事者の心理ケアのニーズに、グループ療法を
通じて重点的に応える。ガザ地区から離れた場所にあるヨルダン川西岸地区でさえ、
心理療法をうける患者の容態悪化が見られている。
(続く)