09/02/10 16:30:11 yv7hWcbc
>>10より
一方サウジ・エジプト陣営は、抵抗戦略に反対し、イスラエルとの関係断絶要求や
アラブ和平イニシアチブの破棄要求をはねつけた。サウジの外相は「アラブの
イニシアチブはまだ生きている」と述べ「そのイニシアチブがイスラエルにとって
相当大きい圧力になっている」と語っている※49。
このイニシアチブは、2002年にシリアの要求にこたえて、パレスチナ人の帰還権を
認める条項などをくわえて、改定されたが、原案に戻せと要求する声すらある。
レバノン紙Al-Mustaqbalは論説で次のように主張している。
「アラブの和平イニシアチブは、特に原案は包括的な戦略ビジョンであった。それが
2002年のベイルート首脳会議時シリア・ラフードの腐敗菌で毒され(パレスチナ難民の
帰還権の条項挿入を意味する)たのである※50…すべてのアラブ国家にいえることで
あるが、改革計画が成功するには恒久平和が条件である。そのためにこそアラブの
和平イニシアチブはいまでも生きているのであり、現在世界にアラブが提示できる戦略はこれしかない。
シリア・ラフードのしみを抜いて、アラブの和平イニシアチブを原案通りに再提案せよ」※51。
(続く)