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進む児童ポルノ規制策-ブラジル
ブラジルで先月二十六日、「児童の性的搾取に反対する世界会議」が開催された。
同国では、児童ポルノの所持に対する法律改正や連邦警察の努力などを通じて、
児童の性的虐待に関する対策が進んでいる。ブラジルの警察関係者は「法改正が
児童ポルノ犯罪者の摘発を可能にした」と説明している。
(サンパウロ・綾村 悟)
URLリンク(www.worldtimes.co.jp)
法改正で所持も刑罰の対象に
容疑者特定するソフトも開発
「これは児童ポルノじゃないのか。本当に日本のネット上で公然と売られているのか」。
記者が、日本のインターネット上で売買されている十代前半の少女たちのグラビア写真を
知人のブラジル人たちに見せた際に出てきた感想の一つだ。
ブラジルでは、日系人(日本人)は真面目まじめで誠実というイメージが強い。
日系ブラジル移民は、農業などに従事しながら百年の時間をかけてブラジル社会に信頼を
築き上げてきた背景がある。信頼性の高い日本製のクルマや家電製品、ブラジルで人
気がある武士道や折り紙、和太鼓などの日本文化も日本人のイメージを高めるのに一役買っている。
それだけに、児童ポルノに対して寛容な日本社会に驚く反応も理解できる。
先月二十六日、世界百二十五カ国の代表が集まり、ブラジル・リオデジャネイロで
第三回「児童の性的搾取に反対する世界会議」が開催された。同会議では、児童ポルノの
製造や販売だけでなく、所持や閲覧も「犯罪」と位置付けるとともに、幼い子供の裸などを
描いた過激なアニメ・漫画も禁止する必要性を盛り込んだリオ行動計画をまとめた。
日本は先進諸国の中では児童ポルノの所有・閲覧などに対する規制概念が緩く、
世界的な児童ポルノの規制から後れているのが事実だ。
ただし、同会議を開催したブラジルも、児童ポルノに関する対策ではまだまだ道半ばだ。
同国では本来、カトリックの強い倫理観的な背景もあるため、児童を性的な嗜好しこうの
対象とする性向は社会通念的にも異常とされる。