08/12/13 01:14:55 E5yOxiLW
外務省のレポートが出ました
政府首席代表演説
CSEC IIIハイレベル政府間対話・我が国政府首席代表ステートメント
テーマ1.「児童の商業的性的搾取の形態と新たなシナリオ」
URLリンク(www.mofa.go.jp)
4.児童買春・児童ポルノ禁止法
我が国は、児童買春及び児童ポルノの製造を犯罪として処罰化するなど、児童を性的搾取及び性的虐待から守るため、1999年に児童買春・児童ポルノ禁止法を制定しました。同法には国外犯処罰規定も定められております。
2004年には同法を改正し、児童買春や不特定多数人への児童ポルノ提供等の罪の法定刑を引き上げたほか、
特定少数者に対する児童ポルノ提供行為を処罰化するなど処罰範囲を拡大しました。我が国の法執行機関では、
同法を積極的に運用して、徹底した取締の強化に努めております。
さらに、児童ポルノの撲滅にはその需要を絶つことが重要であるとの認識から、本年6月、自己の性的好奇心を満たす目的での児童ポルノの所持についても犯罪化する法改正案が国会に提出され、現在、継続審議となっております。
5.今後の課題
このように様々な取組を行っておりますが、同時に課題もあります。
漫画、アニメ、ゲーム等ではしばしば児童を対象とした性描写が見られます。
これは現実には存在しない、コンピューター等で作られた児童が対象ではありますが、
児童を性の対象とする風潮を助長するという深刻な問題を生じさせるものであります。
このような描写をどの様に規制するかが法規制上の論点となっています。
また、インターネットに潜む危険から子どもたちを守るために、情報通信業界と協力し、
官民が連携して対策を講じていく必要があります。
今回のCSEC IIIは横浜会議に引き続き、各国から、数多くの児童の性的搾取問題に精通する専門家や、
市民社会を含む様々なアクターが集っています。会場にお集まりの皆様との対話を通じて、
国際社会が全体として、児童の性的搾取問題の解決に向け、大きく前進するための機会としたいと考えております。