08/11/21 22:03:15 pUURJyaw
川口市のアパートで一人暮らしの女性が相次いで襲われ、会社員渡辺沙織さん＝当時(２６)＝が殺害された事件で、強盗殺人や強盗強姦（ごうかん）、窃盗などの罪に問われた住所不定、配管工清田龍也被告(４０)の判決公判が十二日、
さいたま地裁で開かれ、
中谷雄二郎裁判長は「金欲しさに凶悪犯罪を繰り返した。
犯行態様は卑劣で残虐極まりない」と求刑通り、
無期懲役を言い渡した
判決によると、清田被告は昨年十月三十日夕方、川口市柳崎の渡辺さん方アパートに窓から侵入。帰宅した渡辺さんの手足を縛って現金約八千円やキャッシュカードを奪い、首を手で絞めて殺害したほか
、二件の強盗強姦と一件の強盗未遂などを行った。
渡辺さん殺害について、弁護側は「殺意はなかった」と主張していた。この点について、中谷裁判長は「自らの意思で十分程度という長時間、首などを強圧し続けていた。被告人が被害者の死亡結果を認識していたことは明らかで、
確定的殺意を推認できる」と退けた。
また、渡辺さんが抵抗するとストッキングで両手両足を縛り、顔が腫れ上がるほど激しい暴行を加えた上、両手で思い切り首を圧迫するなど「凶暴にして執拗（しつよう）。殺害後は遺体をえび反りになるまで
縛り上げて現場に置き去りにするなど、残虐極まりない」
と厳しく非難した。
渡辺さん殺害の以前にも強盗強姦や窃盗などを繰り返しており「（渡辺さん殺害は）当然の帰結で、起こるべくして起きた結果。金銭欲しさの動機に酌量の余地はない。自己の欲望充足を何より優先させ、被害者の死亡という
重大な結果すら意に介さない冷酷さが際立つ」と述べた。
判決後、弁護側は主張が認められなかったことに不服を示したが、控訴するかについては「本人と協議した上で決めたい」とした。