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無差別殺傷事件から二カ月以上経過した秋葉原で二十七日、地元関係者らが、
歩行者天国など公共空間の活用を考える検討会を発足させた。メンバー約三十人は、
「アキバらしさを見つめ直す時だ」と意見を交わした。
検討会会長に選ばれた都市ジャーナリスト森野美徳さんは、「もの作りの部品を
買いに来る街だった秋葉原は、サブカルチャーの街に変わり、オフィス街でもある」と
話す。
その上で、過激なパフォーマンスが繰り広げられた歩行者天国は「行きすぎだった」と指
摘。「中央通りだけでなく、神田川の水辺も含めた街づくりを考えたい」と話した。
神田地区民生児童委員協議会の前川知正さんは、「自分たちの故郷が汚されている。
歩行者天国では、家族連れやお年寄りが散歩したり、子どもが自転車に乗る練習をして
いたのに」と嘆いた。ほかの古い住民からも、「いかがわしい店が増えて寂しい」「品格が
落ちた」と批判が続いた。
また、路上の放置自転車やごみの不法投棄の多さも指摘された。商店などでは事件後、
売り上げが5-20%落ちているという。
検討会では今後、現況を調査、分析し、秋葉原の魅力向上へ向けた話し合いを続ける。
(越守丈太郎)
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