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リスボン条約:否決のアイルランド、打開策の提示で合意 10月をめどに
【ブリュッセル福島良典】欧州委員会のバローゾ委員長は19日、アイルランド国民投票での新基本
条約「リスボン条約」の批准否決を受け、ブリュッセルでカウエン同国首相と会談し、10月のEU首脳
会議に向けてアイルランドが事態打開策を提示することで合意した。19日開幕の首脳会議では、将来
の条約発効を目指し、加盟国が批准手続きを継続する意向を確認する見通し。
バローゾ委員長は会談後の共同記者会見で「アイルランドは時間を与えられるべきだ」と述べ、
カウエン首相も「(打開策の)提案を示すのは時期尚早だ」と述べた。
当初、今回の首脳会議ではリスボン条約の来年1月の発効を前提に、▽EU大統領にあたる欧州理事
会常任議長▽外相に相当するEU外交・安全保障上級代表--など主要ポストの人選が進むとみられ
ていた。だが、アイルランドの批准否決で、条約そのものの救済が急務となった。
英上院は18日、リスボン条約の批准を承認した。これにより、批准または批准承認を済ませた加盟国
は19カ国となり、未批准国は裁判所の合憲判断待ちのチェコを含む7カ国となった。
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