08/05/25 12:22:41 kaWBoYLj
>>243
■安倍氏とは水と油
民主党の「2007参院選政策リスト300」をめくると、与党内でも是非をめぐり
議論があったが、現在は安倍氏が「非」として押さえ込んでいる政策が目につく。
まず、民主党が結党時の「基本政策」とした「永住外国人の地方選挙権」だ。これは
公明党の冬柴鉄三国土交通相も熱心な推進派だが、安倍氏はそれに応じる気は全くない。
また、リストは「戦後処理問題」の項目の中で、「旧日本軍による『慰安婦』問題の
解決を図るための『戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法案』を国会に提出
した」と誇らしげに書いている。「靖国問題・国立追悼施設の建立」という項目もあるが、
安倍氏はこれに一貫して反対してきた。
「選択的夫婦別姓の導入」や「人権侵害救済機関の創設」といった政策も、安倍氏が
官房副長官時代から、陰に日向に慎重論を唱え、党内の保守派と連携してつぶしてきた問題だ。
さらに、リストの「教科書検定および採択について」には、「教科書採択にあたっては、
保護者や教員の意見が確実に反映されるよう」との一文がある。現場教員の意見とはこの場合、
民主党の支持母体である日教組の意向につながる。これも、教職員組合や左翼活動家による
教科書検定への介入を排除する活動を行ってきた安倍氏と、180度方向が異なる。
沖縄で「地域主権のパイロットケースとして『一国二制度』を推進」する政策もそうだ。
石油ガス田開発に関連し、この地域での影響力強化を図っている中国の動向をみると、
これも到底受け入れられない。
ふだんメディアで大きく取り上げられる年金や不祥事以外にも、参院選には、日本の将来を
考える上で忘れてはならない重要な争点がある。(以上)