09/01/01 23:14:40
>>586
<一部抜粋>
笑いがアンカのように求められる世相です。しかし、最近のテレビ番組、その笑いの薄っぺらさはどうでしょう。
あれはデジタル化の国策が生んだものだと思います。
内需拡大で、テレビ局はようもうけたのだから金を吐き出させいとデジタル放送機材を全部新しく買わされたんです。
仕掛けないと物を買わない賢明な国民ですから「2年後にはアナログのテレビは映らなくなりますよ」
と脅して買い替えさせようとしています。テレビ局は制作費のカットに走って粗製乱造というか
下請け・孫請けや分社化した子会社に番組を作らせています。
ハードの方も薄型テレビになり、中身も薄型化しまして本当に見なくてもいいように作り替えて
立派だと思いますね、はい。
笑いには色々なパターンがあります。1分芸が売り物のテレビ番組が出来て
芸能事務所は売り込める芸人の数がたくさんになって良いのですが
1分しかもたない芸人ばかり育ってしまうんです。将来が心配です。
それに対し落語は植林をするような手間をかけ、年輪を重ねる芸です。
落語ブームとか言われます。言葉だけでイメージを広げていく世界ですから
演者の資質も問われますし、聞く方の皆さんの感性も問われます。
人間の持っている、脳の中でイメージをする能力に目覚めた人たちが喜んで聞いていらっしゃいます。
脳内開発です。我々はイメージを広げるきっかけを与えているだけなんです。